「梅林小学校の校歌にも出てくる阿武山ってどんな山なんだろう?」毎日、校舎の窓から眺めている阿武山に卒業までは、1度は登ってみようと、6年生132名が阿武山登山に挑戦しました。朝から雪のちらつく寒い1日となりましたが、地域のボランティア14名の方の案内で、高さ586.8mの阿武山の頂上目指して、元気いっぱい出発しました。


「山歩きの会」の14名の方の案内で
一緒に楽しく登りました。

梅林台からの登山道なので、
いきなり急な坂道が続きます。

「最初の展望台150m登った所です。
   もう、ダウンしそうな人も・・・
梅林小学校の運動場で体育の学習を
しているところが小さく見えました。

先頭を案内してくださるボランティアの
方に、三葉の松やシリブカカシなどの
植物を教えていただきました。

阿武山には「三葉の松」といって、
葉っぱが3本ある松の木が群生しています。

右側は普通の松笠。
左側は「三葉の松」の松笠です。
とても立派な松笠です。

急な坂を登って行くと、やや平坦になった
ところに石の祠があります。これは、
この地域に古くから伝わる民話「蛇王物語」
に出てくる「大蛇の尾の祠」です。

そして、さらに進むと、
またもや同じ形の祠が見られます。
これは、「大蛇の胴の祠」です。

木が倒れたり所をくぐり抜けたり、
急な道を登ったり、初めてこんな体験を
した人もたくさんいました。

登り始めて1時間。
「見晴らし岩」からの眺めです。
大きな岩があり、その上からは
権現山から武田山・火山・牛田山・松笠山が
眺められます。瀬戸内海、遠くは、
「安芸の小富士」似島も見えました。

周りを切り開いて、立派な登山道が整備
されています。ここで、しばし、ひと休み。
頂上まではもう少し。

頂上にある「貴船神社」。
昔はここでお祭りをしていたそうです。
この奥に山頂三角点のある広場があります。

登り始めて2時間。やっと、頂上に到着しました。

ここからは、南東側が切り開かれて、八木梅林
から高陽町方面の町並みや山々が望めます。
太田川に沿って広島市内が一望の下。瀬戸内海
もはっきり見えました。
しばし、自然の雄大なパノラマに酔いしれていました。

頂上で、校歌を元気いっぱい歌い、校長先生から阿武山の植物についてのお話を聞きました。阿武山にはアカマツの木がたくさんあり、弥生時代ごろから人の手が入り、多くなったそうです。そのことが分かるものとしては、地層から発見される花粉があります。

「山歩きの会」の方が頂上から見た
眺めを説明をして下さいました。

頂上で昼食をとっていると、雪がちらついて
きました。とても寒かったです。

鳥越峠まで、一気に下り坂を下りて行きました。
途中、急な斜面をすべりこける人も続出。
学校までの平坦な道に出ると、
すごいふぶきになり、学校に到着する頃には、
すっかり雪になりました。
寒くて、しんどくて、とても大変な阿武山登山でしたが、見晴らし岩や頂上からのすばらしい眺めは、みんなの心の中に、思い出の写真として、しっかりと焼き付けられました。校歌に登場する阿武山。毎日、眺めている阿武山。小学校卒業までのすばらしい思い出とすることができました。地域ボランティアの方に深く感謝いたします。

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